本当は夏に出そうとしていた秋に出る本(ぎゃふん)が、
タイトル通りシェイクスピアに関係した本なんですけれども。
使おうと思ってた引用詩をどうやら本文中に使わなさそうで
けれどやたら感銘を受けたので気持ちが新鮮なうちにここに残しておきます。
なんのことはなく、有名な
「銀の海にはめこまれた宝石の島」(リチャード2世)
という、彼の国を誉めたたえる言葉。
にギュンとなりました。すごい感覚だな! と。
母国への讃辞のセンスと言うか、なんというか。
私見ではありますが、
日本という国は、そこまで国土をたたえる詩があまりないのではないかと思うのです。
もちろんゼロとは言いませんが、どちらかというと
朝廷であったり君主であったり、まず上司ありきで、こんな素晴らしいひとをいただいてこの国は幸せね、みたいな詩が多いような。
もしくは国や島でなく、季節を惜しんだり自然に対して畏敬の念を払う、というような詩とか。
うーん、勉強不足の身なんですけども
宝石の島、に匹敵する詩が私にはぱっと思いつかないのです。
近代の大ケンカ中の歌は別として。
これがお隣の王さんちだと豊かな山河を持っているこの国はどうの、とかいくらでも出てくる。
黄金の島ジパング、だって東方見聞録の中での外国からの評価なわけですしね。
(これも変換するとすげえもえます…誰も知らなかった東のはてのノーマークの島ですごい美人に出会った!みたいな解釈もできませんかハァハァ)
碧玉石の瞳を持つアーサーは国民にストレートに讚えられる事に慣れてるけれど、
菊は長年の積みかさねで自分の魅力にいまいち気付いてない。
こんなんも原因のひとつ、とかどうでしょうね。
でもそのシェイクスピアの頃は現役ヤン真っ盛りでかつ思春期(笑)だから
アーサーも当時はそれほど誉められても喜ばないイメージ。
むしろ逆にウザがりそうです。
だいぶ後になって改めて観劇をして「こんなに愛されていた」とか軽く涙目になるとよい。
アーサーは早く菊に甘い言葉をささやくべき。
言うまでが大変そうですが…言えても相手にされない匂いがしますが…。
銀じゃなくて金と形容されていたらこんな興奮ではすまなかっただろうと思われます。
どこまで一般人にアーサーの存在が知られていたかわかりませんが、
対岸のすぐ向こうに敵国があり、北方からもせめられた歴史を持つ国民にとって
アーサーの容姿や威風はどのように見えたのでしょうか。
妄想ですみません。
